津軽の名刹「長勝寺」へお参りしました

弘前城の南には曹洞宗の寺が並ぶ「禅林街」があります。

弘前城築城の際の南の要衝として当時の津軽一円の寺をここに集めたそうです。
風水的な意義の他に軍事的な意図もあることが、周辺の土塁からも推察できます。

その禅林街のかなめの位置となる最奥に

弘前藩津軽氏の菩提寺、長勝寺

という名刹があります。
個人的にはここを訪れたのは子供のころ以来です。
境内には多くの国指定重要文化財が残されています。

三門

堂々とした三門。

建立時期は江戸前期で、岩木山神社の楼門と同時期だそうです。

山号「太平山」の額。

仁王像です。

圧がすごいです。

蒼龍窟

向かって左側にある、蒼龍窟と掲げられている建物。

中に入りました。
「撮影して構いません」ということが明らかでない限り私は寺社にある像は写真を撮らないようにしてます。
中の写真はありませんが、五百羅漢と厨子堂があります。

五百羅漢のインパクトは、子供のころに見たことがあるのを思い出したほどです。

蒼龍窟は、神仏分離令で岩木山神社となった百澤寺の像を移設したというようなことが明記されています。
五百羅漢像のなかには一部痛々しい様相の像もありましたが、これは廃仏毀釈の名残なのかもしれません。

庫裏~本堂

向かって右にある庫裏。

本堂に至る入口もここです。

中に一歩入ると、庫裏の中から左手に向かってご本尊にお参りできるとの表示があります。
このさきも写真を遠慮いたしておりますが、左上に木魚があり、堂内は趣のある雰囲気でした。

庫裏から向かった本堂は広く荘厳でした。

私が子供のころ一度来た時には、さくらまつりの時期にだけ、ご本尊の奥にある津軽公のミイラは御開帳されていて、この本堂内を一周して拝ませていただいた記憶があります。
現在は荼毘に付されておりますが、記憶には鮮明です。

最後に、やはり写真には残していませんが、このほかにも藩主の墓所である廟や地蔵堂など、歴史を感じさせる多くの建造物や像が長勝寺にはあります。

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数多くの名所が、世界観と一体で表現されています。

この長勝寺も、お侍さんに🍙を斬られた仁王像や五百羅漢像などが登場しています。
ぜひ弘前に訪れて下さい。